上生菓子


わび、さびのお茶の世界でおなじみでございます。


上生菓子の話になりますと、伝えたい事がたくさんありまして長くなりそうなので
今回は短いお話です。

上生菓子には、決まった形がありません。
似たように見えても、色や仕上げ方に作り手独特のくせや、感性があらわれるからです。
名前のある職人がつくる菓子は、特徴が良く出ているので誰が作ったのか意外とわかっ
たりします。

もちろん、お店によりお菓子の雰囲気が違うのは、当然です。
地域から見ても、日本の四季の中で雪の降る時期や、秋の紅葉の時間がその土地により
違うため作るお菓子の題材が、変ってきます。

上生菓子は、ひとつのお菓子単独で扱われるよりふたつ、みっつ、と組み合わせで
題材といえるテーマを表現することが多いです。それぞれ、二ッ盛り、三ッ盛りと
呼ばれています。
それぞれ、違う素材、違う色、違う形でバランス良く組みあわせるのが基本です。
ですから、五個のお菓子があればひとつひとつの、おき場所(配置)まで決まっています。